《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy》/《束縛なきテレパス、ジェイス/Jace, Telepath Unbound》(以下、両面ジェイス)入りのUBR ControlをGerry TompsonがSCGで使用し、
6位に入賞したということで、海外でも注目度が上がるであろう両面ジェイスについて自分が調整したことを書いてみようと思う。
7/18 オリジン発売直後の土曜日。
自分は晴れる屋にてPWPを稼ぐため、リミテGPTに参加した。
結果は3-3。
まあ、ほとんどやらないリミテだ。こんなもんだろう。
午後、リンクしているkeiponがModern杯に両面ジェイスを入れたTwinで参加していたので、使用感を聞くと、まず生き残らないとのこと。
確かにModern環境は生物除去が豊富で、更にTwinデッキの性質上、サイドカードが巻き添えを食らう形で刺さり、運用がしづらい。
最初は、ですよねー、的に考えていたが、
数日後、ふとした考えが浮かぶ。
『Modernより生物除去が少ないLegacyだったら?
さらにはComboデッキのサイド後だったら?』
ここで考えたのは、
『OmniTellデッキのサイド後、
両面Jaceのマイナス能力でSnTを連打するのはどうだろう?』
意見を求めるために、のぶさんにLINEすると、
『Reaniの方があってると思うよ』と返事が返ってきた。
という訳で、墓地利用系デッキの使い手、一点突破さんにLINEし、
手ごろなリストのURLを送ってもらう。
あとはサイドに3枚適当に両面ジェイスをぶち込んで一人回し。
ここでサイド後の動きのために、両面ジェイスをサイドインして回してみると、
あれ、これメインの方が動きが広がって強いんじゃね?
ということでメインに2枚、サイドに1枚投入。
以前Reaniを使ったときにPonderが死ぬほど弱かった印象をもったので、
入れ替えはそこをメインにして、7/25(土)、晴れる屋Legacy杯に持ち込む。
当日の日記↓
http://hyperion3m.diarynote.jp/?day=20150726
両面ジェイスを投入したAZZくんが優勝、自分は3-1-1で4位。
Legacy杯が終了した後、
酔っ払ったのぶさんがデッキを回して、いいんじゃね?と。
酔っ払った状態だったのでかなり半信半疑だったが、
夜にLINEで『ガチで調整します』と送信される。
尚、この日のリストは晴れる屋さんのサイトで紹介されました。
http://www.hareruyamtg.com/article/category/detail/1450
この日から、のぶさんとLINEでやり取り。
Targetは翌週に行われる晴れる屋Legacy杯(TLS予選)優勝、もしくは権利獲得。
のぶさんから雛形のリストが送られ、
のぶさんが晴れる屋で、
自分は休日は晴れる屋で、仕事ある日は帰宅後MOで調整。
時間は約1週間、短い調整期間だが、やるしかない。
晴れる屋Legacy杯(TLS予選)の日の日記↓
http://hyperion3m.diarynote.jp/?month=201508
5-1で迎えたバブルマッチ、
G3、ダブマリするもDigがほぼ負けに繋がらない&勝ちに繋がるカードを運んでくれたが、
極度の疲労でそれを選択する思考が無かった。
結果5-2。6-1にできた内容だけに悔しかった。
その後多少サイドをいじったもの。
http://www.hareruyamtg.com/jp/k/kD086552/
メインの1枚のDazeは3枚目のSpellPierceになった。
なお、デッキコンセプトはロングゲームも可能なReanimate。
両面ジェイスについて
・表面
基本ルーター。
墓地の枚数が、ルーター後5枚以上だと反転。
この時、間には誘発とかはなく、一連の流れ。
状況によっては反転しないほうが良い場合がある。
また、除去スタック、ルーター、反転で除去を回避しPWになることができるので、除去を撃つタイミングは注意が必要。
これを応用し、 《御霊の復讐/Goryo’s Vengeance》を投入した。
エンド、次の自分のターンで2回使うことが可能。
(エンドに両面ジェイスを釣り、反転、自分のターンでマイナス能力でLegend生物を釣る)
なお、BantAggroで運用しているAZZくんからは、
対コンボ戦でのメインで不要な生物除去を有効牌に変換することが多かったとのこと。
・裏面
初期忠誠度5
これが意外と硬い。
+1能力
Tempo相手に単騎で攻められているときに強い。
Delverが1点クロックになるので、追加のクロックを強制できるだけでなく、
ブロッカーとして出された《悪意の大梟/Baleful Strix》を無力化することができた。
-3能力
対象の、墓地のインスタント、ソーサリーを擬似フラッシュバック。
SCMと違い、SCMのキャスティングコストが無いため、軽い。
また、擬似とつけた理由は、代替コストでもキャスト可能であるから。
例えば、ハンドのブルーカウントをリムーブすればFoWを墓地からキャストできるし、
相手が平地をコントロールし、自分が沼をコントロールしていれば、マナコストを支払わずにMassacreをキャストすることが可能。
この能力と特に相性が良いのはEntomb。
Entombでキャストしたいインスタントかソーサリーを墓地に落とすことで、
DemonicTutorのように機能する。
-9能力
空気と思われがちだが、相手に処理されないようなら狙うべき。
エルドラージ生物がいなければ勝ちに繋げることができる。
バブルはじけ、目標に届かずとはいえ、
調整に費やした1週間はかけがえのないものだったと思う。
『戦乱のゼンディカー』、『統率者2015』発売時に、
再び今回のように、色々やりとりして調整ができたらなぁと思う。
6位に入賞したということで、海外でも注目度が上がるであろう両面ジェイスについて自分が調整したことを書いてみようと思う。
7/18 オリジン発売直後の土曜日。
自分は晴れる屋にてPWPを稼ぐため、リミテGPTに参加した。
結果は3-3。
まあ、ほとんどやらないリミテだ。こんなもんだろう。
午後、リンクしているkeiponがModern杯に両面ジェイスを入れたTwinで参加していたので、使用感を聞くと、まず生き残らないとのこと。
確かにModern環境は生物除去が豊富で、更にTwinデッキの性質上、サイドカードが巻き添えを食らう形で刺さり、運用がしづらい。
最初は、ですよねー、的に考えていたが、
数日後、ふとした考えが浮かぶ。
『Modernより生物除去が少ないLegacyだったら?
さらにはComboデッキのサイド後だったら?』
ここで考えたのは、
『OmniTellデッキのサイド後、
両面Jaceのマイナス能力でSnTを連打するのはどうだろう?』
意見を求めるために、のぶさんにLINEすると、
『Reaniの方があってると思うよ』と返事が返ってきた。
という訳で、墓地利用系デッキの使い手、一点突破さんにLINEし、
手ごろなリストのURLを送ってもらう。
あとはサイドに3枚適当に両面ジェイスをぶち込んで一人回し。
ここでサイド後の動きのために、両面ジェイスをサイドインして回してみると、
あれ、これメインの方が動きが広がって強いんじゃね?
ということでメインに2枚、サイドに1枚投入。
以前Reaniを使ったときにPonderが死ぬほど弱かった印象をもったので、
入れ替えはそこをメインにして、7/25(土)、晴れる屋Legacy杯に持ち込む。
当日の日記↓
http://hyperion3m.diarynote.jp/?day=20150726
両面ジェイスを投入したAZZくんが優勝、自分は3-1-1で4位。
Legacy杯が終了した後、
酔っ払ったのぶさんがデッキを回して、いいんじゃね?と。
酔っ払った状態だったのでかなり半信半疑だったが、
夜にLINEで『ガチで調整します』と送信される。
尚、この日のリストは晴れる屋さんのサイトで紹介されました。
http://www.hareruyamtg.com/article/category/detail/1450
この日から、のぶさんとLINEでやり取り。
Targetは翌週に行われる晴れる屋Legacy杯(TLS予選)優勝、もしくは権利獲得。
のぶさんから雛形のリストが送られ、
のぶさんが晴れる屋で、
自分は休日は晴れる屋で、仕事ある日は帰宅後MOで調整。
時間は約1週間、短い調整期間だが、やるしかない。
晴れる屋Legacy杯(TLS予選)の日の日記↓
http://hyperion3m.diarynote.jp/?month=201508
5-1で迎えたバブルマッチ、
G3、ダブマリするもDigがほぼ負けに繋がらない&勝ちに繋がるカードを運んでくれたが、
極度の疲労でそれを選択する思考が無かった。
結果5-2。6-1にできた内容だけに悔しかった。
その後多少サイドをいじったもの。
http://www.hareruyamtg.com/jp/k/kD086552/
メインの1枚のDazeは3枚目のSpellPierceになった。
なお、デッキコンセプトはロングゲームも可能なReanimate。
両面ジェイスについて
・表面
基本ルーター。
墓地の枚数が、ルーター後5枚以上だと反転。
この時、間には誘発とかはなく、一連の流れ。
状況によっては反転しないほうが良い場合がある。
また、除去スタック、ルーター、反転で除去を回避しPWになることができるので、除去を撃つタイミングは注意が必要。
これを応用し、 《御霊の復讐/Goryo’s Vengeance》を投入した。
エンド、次の自分のターンで2回使うことが可能。
(エンドに両面ジェイスを釣り、反転、自分のターンでマイナス能力でLegend生物を釣る)
なお、BantAggroで運用しているAZZくんからは、
対コンボ戦でのメインで不要な生物除去を有効牌に変換することが多かったとのこと。
・裏面
初期忠誠度5
これが意外と硬い。
+1能力
Tempo相手に単騎で攻められているときに強い。
Delverが1点クロックになるので、追加のクロックを強制できるだけでなく、
ブロッカーとして出された《悪意の大梟/Baleful Strix》を無力化することができた。
-3能力
対象の、墓地のインスタント、ソーサリーを擬似フラッシュバック。
SCMと違い、SCMのキャスティングコストが無いため、軽い。
また、擬似とつけた理由は、代替コストでもキャスト可能であるから。
例えば、ハンドのブルーカウントをリムーブすればFoWを墓地からキャストできるし、
相手が平地をコントロールし、自分が沼をコントロールしていれば、マナコストを支払わずにMassacreをキャストすることが可能。
この能力と特に相性が良いのはEntomb。
Entombでキャストしたいインスタントかソーサリーを墓地に落とすことで、
DemonicTutorのように機能する。
-9能力
空気と思われがちだが、相手に処理されないようなら狙うべき。
エルドラージ生物がいなければ勝ちに繋げることができる。
バブルはじけ、目標に届かずとはいえ、
調整に費やした1週間はかけがえのないものだったと思う。
『戦乱のゼンディカー』、『統率者2015』発売時に、
再び今回のように、色々やりとりして調整ができたらなぁと思う。
コメント
自分は今メインにジェイスを2か3で悩んで調整してますね
あとちょっと伺いたいのですが、reanimateでのDigの使用感ってどうですかね?
個人的には重く感じてponderを優先しちゃってるんですが、記事にあるとおり時たま凄く弱く感じる時もあり、悩ましいです…(-_-;)
それねww
ある程度同レベじゃないと意見も収斂されないすよね。
そういう意味で意見を交わせれる人らは少ない気が(^ω^)
リンクさせて頂きました。宜しくお願い致します。
どうもです。
ちなみにリスト見ていただければ分かりますが、
ThoughtScour4積みなので、Digは重くはないですね。
むしろ一旦3枚になったくらいです。
勝手ながらリンクもさせていただいきました。よろしくお願い致します。
なかなか難しい問題ですよね。
秋のBMOではなんとかしたいかな。
こちらこそよろしくお願い致します。
Legacyで両面ジェイスを試してみて、ひと段落したので書いてみました。
意外とわからん殺しできたりもしてます。
納墓で生物以外も落とせる事を記事を読んで思い出しました
調整段階で発見した感じです。
意外と気づかないものですよね。